ノンレム化粧品はお肌そのもの

ノンレム化粧品は皮脂膜と同じ成分でできています。

 

<目次>
(↓↓↓目次項目をクリックするとその場所へジャンプします)

・皮膚を守る重要な働きをする皮脂膜

・大事な皮膚のバリア機能

・実は加齢現象を加速させていませんか?

・肌に最適の化粧品とは

・弱酸性と書いてあれば良いわけではない

・有効成分が入っていれば良いわけではない

・これからのテーマ

[皮膚を守る重要な働きをする皮脂膜]

皮脂膜とは皮脂と汗が乳化*されたものです。
皮脂膜の油性成分は、酸化し易い性質が有ります。(不飽和成分といいます。)
* 乳化・・・水と油を混ぜて分離しない状態

皮脂膜が紫外線(UV)の酸化力を吸収して、酸化された皮脂膜になります。
(この時に、紫外線をブロックするので、UV抑制効果が有ります。)

そして、最も重要な役割は、酸化された皮脂膜が、皮膚のバリア機能を荷っている角質細胞層を作るのに、絶対に必要なのです。種々の学術論文で証明されています。

皮膚のバリア機能を荷っている角質細胞層は、その下にある顆粒細胞が角質細胞化し形成されています。顆粒細胞が角質細胞化する際に、酸化された皮脂膜が必要なのです。

 

[大事な皮膚のバリア機能]

皮膚のバリア機能は、外の異物を体内(真皮)に入れない、又、体内の成分を外に出さない重要な役割なのです。

例として:お風呂に入って、お湯(異物)が生体内に入ったら、「水ぶくれ」になってしまい、大変な事になります。
又、汗腺以外の表皮から、生体内の水分が出てしまったら、「ミイラ」になってしまいます。笑えない事柄です。

化粧品の宣伝文句に、以下のようなものがよくあります。

・皮膚の奥まで栄養分を入れましょう。
・「ナノ化技術・超微細化」で、有効成分を浸透させましょう。

よく考えてみると、おかしな表現です。バリア機能を壊さない限りできません。

 

[実は加齢現象を加速させていませんか?]

世界中の化粧品の宣伝文句に「皮脂汚れは、洗い流しましょう。」「菌はバイ菌だから殺せ、ニキビの元~~~殺菌剤」「汗は臭いの原因だから出さないようにしましょう。~~~制汗剤」等と、表現されていて、その効果を自慢している化粧品があふれています。

しかし、本当は・・・。

合成界面活性剤入りの化粧品で皮脂膜が洗い流され皮膚常在菌が過剰な殺菌剤で殺菌され洗い流されると、角質細胞化が充分で無くなり皮膚のバリア機能が弱くなります。
すると、真皮内では紫外線の酸化力を防ぎきれなくなり、基底細胞層に「黒い傘(メラニン)」をさして防御します。それが、「クスミ」「シミ」です
更に、異物の真皮内の経皮吸収で、免疫機能の活性酸素の使用による排除で、真皮内が酸化されます。その現象は、真皮内で強い紫外線を浴びたのと同じと思えば理解できるでしょう。異常事態なのです。

又、真皮内の酸化で、柔軟組織(蛋白・コラーゲン)の網が、劣化されると、部分的に柔軟性が低下し「細かいシワ」が発生します。更に進行すると、皮膚全体に少しずつ弾力が無くなるので、「大きなシワ」が発生します。
又、顔全体の皮膚と頭皮が「たるみ」始めると、「ほうれい線」が明確になり、「目尻が下がってきます
小ジワ」により、ファンデーションの「ノリ」が均一では無くなり、「化粧ジワ」「毛穴が目立つようになります。

世間では「加齢現象・エイジング」と言っていますが、加齢によって基礎代謝が低下するのである程度は合っています。
ですが、加齢以外に合成界面活性剤使用の化粧品類が大いに原因しているのも「一流の化粧品研究者は判っているけど」「文字に表現して、書けない」事実なのです。

ほとんどの人は合成界面活性剤を使った化粧品類を使用して、知らないうちに加齢現象を加速させているのです。

 

[肌に最適の化粧品とは]

皮脂膜のように酸化され易い油性成分(不飽和成分)を使用し、合成界面活性剤を使用しない化粧品であれば、表皮バリア機能が正常になり、表皮の「キメ」「ハリ」感が整い、「美肌が復活する」ので、専門家でなくても「肌に最適の化粧品」と思います。

しかし、世界中の化粧品は、酸化し易い生体型の不飽和・油性成分を、非生物型の酸化しない油性成分(飽和・油性成分)に超高温、超高圧で、化学合成・変性して、原料に使用しています。
何故なら、製品中で、不飽和成分が酸化されて、洗浄剤、クリーム、乳液、美容液・ゲル等が変性(異臭発生、変色、分離)したら、商品にならないからです。

私たちは新技術を開発し、その「肌に最適な化粧品」の開発に成功したのです。

 

[弱酸性と書いてあれば良いわけではない]

皮膚表面が弱酸性になっているのは、正常に作られた、皮脂膜中の遊離不飽和脂肪酸が起因しています。合成界面活性剤入りの化粧品が弱酸性になっていても、何ら関係ありません。

 

[有効成分が入っていれば良いわけではない]

多くの化粧品は「有効成分(動植物由来の~~抽出エキス、美肌・美白の誘導成分、他)が、タップリと入っているのでお勧めです」と、誇大的に宣伝しています。
しかし、合成界面活性剤入りの化粧品ではそれらの有効成分が真皮内に経皮吸収されれば異物となり、皮膚トラブルの原因になります。

「美肌有効成分と言われている抽出エキスが数十種類入っています」と謳うものもよくみられますが、化粧品原料で、動植物由来の美肌有効成分と言われている抽出エキスが数十種類と混合されている濃縮エキスを0.1%位(効果が期待されない量)添加すると、化粧品の成分表示に複数名のエキス入りと書けるのも事実です。これでは効果など期待できません。
もし有効成分が、試験、実験で効果が出ると言われている充分な量入っていても、生体内で異物として処理されれば肌に有効的に添加などできません。

合成界面活性剤を使ったの化粧品では、美肌有効成分が入っていてもほとんど意味がなく、むしろ皮膚トラブルの原因になります。

 

[これからのテーマ]

上記の反対に、合成界面活性剤を使用せずに、異物を経皮吸収しなければ、これらの有効成分の効果が期待されるのでは。
植物由来の選択的抗菌作用の有る精油・ハーブ類の使用で、アトピー性皮膚炎患者の表皮に多く存在する、黄色ブドウ球菌のような厄介者を退治する事も出来る可能性があります。
これは現在、開発中のテーマで、試作中です。ノンレム関係者のテストでは、大評判です。(現在、医師による試験運用中です)

 

以上の記述は2012年8月17日現在です。今後、修正、補正される事も有ります。渡辺幸男 主任研究員